グロータックコラム

Shingo
2026/01/30 13:17

EQUAL機械式ブレーキャリパーの失くしやすいゴムキャップをどうするか

はじめまして!
GROWTAC製造担当のShingoです。
最初の投稿になるので、ココで簡単にGROWTACの接点を中心とした自己紹介を。

4年前にGROWTACの機械式キャリパーの造形美、構造の良さ、美しいカラバリに惚れて1ユーザーとして愛用開始。このキャリパーを使ったグラベルバイクで王滝100km も参戦したほど。同時に、自身でも個人営業的にバイクカスタム業をしており、お客様にもGROWTAC製品の販売や導入も積極展開。2年ほど前に縁があって東京本社にて同社製品の製造担当のお仕事もスタートし、「使う」「売る」「作る」の3拍子そろったGROWTAC愛好家でありますので、今後ともお見知り置きを。

この「GROWTACコラム」では、使い手としてまたは作り手としていろんな視点で情報を発信していきたいと思っております。

 

さて、本題です。

お客様や展示会でお会いするショップ様から時々聞かれることの一つに、「キャリパーについているゴムが取れやすくて失くしてしまう」というお声があります。

 

このキャップが「バッド調整穴キャップ」というもの。

たしかに、単純に嵌め込んでいるだけのゴムキャップなので、工具なしで指でつまめばポロっと取れますね。

かくいうワタシも失くしたこともあり、すぐに設計開発責任者(=木村社長)に問いかけたことがありました。

すると、返ってきた答えに驚愕!

 

「キャップはなくても問題はないんだけど、実は穴の内側にはネジ山が切ってあってボルトを入れれば穴を塞ぎたい方にはいろんな対策ができるように作ってある」とのこと!

実は設計段階から当問題は織り込み済みで、M4ボルト規格のネジ山があったのでした。

 

そこで、ワタシからは3つの提案


1. 質実剛健・現実派の貴方には

M4キャップボルトがバッチリでしょう!

理由は2つ

・入手性の高い六角穴ボルトだからコスパがよい

・六角穴が3mm。つまりボルトの開閉もパッド調整も3mmアーレンキー1本で可能!

 

ちなみに3mmアーレンキーは上の画像のようなものがベスト。ボールポイント式のアーレンキーだとパッド調整穴の六角の深さが足らず、相性がよくないので普通の六角形状がよいです。

 

 

2. カラーコーディネートを楽しむオシャレさん向けには

カラー展開のあるアルミの丸ネジがオススメ!

こちらも理由は2つ
・固定トルクは必要ない箇所なのでアルミボルトでも十分OK!

・アルミ丸ネジはカラバリの展開が豊富なので、ほぼ全てのGROWTACのカラーパーツとマッチングするものが揃う。

キャリパーと同色のボルトでもよいし、銀ボディーに赤ボルト、金ボディーにパープルなど色の組み合わせは自由自在。センスの良さが光りますね。ネジ屋さんや通販サイトで根気よく探せる方には最適解かもしれません。

ただし、一点注意事項がありまして、丸ボルトは六角穴が2.5mmとなっており、パッド調整用の穴(3mm)とは別サイズになるため、出先でパッド調整したい場合は工具も2種類必要となります。

ステンレスにせよ、アルミにせよM4規格のボルトで、ネジ部が5〜8mmぐらいあればピッタリとハマります。


3. シンプル派orレーサー派orズボラ派の貴方には!

 「なにもつけない派」だっていいじゃないですか!!

ドロドロのシクロクロスレースに出まくるのではないのでなら、この穴は開いていても特に問題ないです。
理由は二つ

・ブレーキフィーリングが変化してパッド調整をしたいって時に、サッと工具をつっこめる。

・元から塞いでないので、キャップやボルトを失くすという心配からおさらばできる。

 

提案しておいてなんですが、実はワタシは3番目の「なにもつけない派」なんです。

信号待ちしているちょっとの合間に3mmアーレンキーを取り出して、サッとタッチを調整するのが習慣になっているもんで。

 

みなさまはどのタイプでしょうか?
もちろん純正仕様のゴムキャップが良いというのが大半かと思いますが、GROWTAC取扱店ではほぼ全てのスモールパーツが入手可能です。

ご自身の趣向に合わせたスタイルを楽しんでいただければ幸いです。

 

こちらが、マニュアルに記載された分解図と取り扱い可能なスモールパーツ群です。

上図のPDFはこちらから。

 

これからもGROWTACユーザーにとって有益で楽しい投稿を展開していきます。

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2 件の返信 (新着順)
ACO
2026/01/31 17:00

私は使わないペダル用のピンを入れてます。
指の力で軽〜く締めてるだけですが、脱落しないし、ストックも減らない笑

キャリパーのバネは販売して頂けるのですね!!
私も締付の際ビョーンと発射され慌てました
(押さえる親指が2本欲しかった⋯💦)
当時は無事見つかり事なきを得たのですが、今後安心で良かったです。

あと、ワイヤーを止めるイモネジも下手な素人整備で過去ナメてしまい販売して頂き助かりました。
(今は社外を使っていますが調子良いです。)


Shingo
2026/01/31 22:55

ペダルのピンもM4ネジだったんですね。しかも緩み防止のネジ止め剤付きなので、手で固定するぐらいの固定でも脱落しにくくてよいですよね!
見た目もキャップボルトほどゴツくないのでかっこいいと思います。
『既に持っている何か』で代用するテクニックはとても気持ちいいです!

悪天候悪路面で乗らないのでなくして以降つけてなかったんですがネジでもOKなのは気づかなかったです。参考になりました。

そういえばブレーキキャリパーを清掃の為バラした際に中の小さいバネを飛ばした事があったんですがその時もバネだけ近所のワイズロードで注文できたなぁ。いざという時小パーツ供給あるの安心です。


Shingo
2026/01/31 10:31

早速のコメントありがとうございます。
参考になってヨカッタです!!
あの小さなバネ(上図の10番のスプリングですね)までバラすとはかなりこまかいところまで分解されたってことですね。あのバネをネジに押し込みながら回転させる作業、我々でも少し慎重にがんばらないと入れるのが大変ですね。
小パーツはショップ様からも頻度よく発注があります。
それだけ乗っていただいているという証拠でもあり、長く長く使っていただきたいものでありたいと思っております。

まこつ
2026/02/01 21:02

有益な情報をありがとうございます!
モノタロウでの発注ついでに、一番安いチタンのM4ボルト買っちゃいました(笑)

10番のバネです!
予備知識なくネジ回し過ぎてポーンと…
前住んでた練馬のマンションのベランダのどこかに今も転がっていることでしょう。
確か1単位10本入ってたので今なら飛ばしでも大丈夫です笑

Shingo
2026/02/06 09:19

なんと早い行動力!モノタロウは庶民の味方ですよね。

どのボルトにも言えますが、電食やカジリを防ぐために、チタンならチタンプレップ、ステンレスやアルミボルトならユルメのねじ止め剤か組み付けグリスを少量使うのがベストですね。

何でもかんでもチタンボルトにする熱い90年代を思い出すワタシでありました。。。

まこつ
2026/02/07 22:00

僕も昔乗ってたクロスバイクのボルト、無駄にチタンを使ってました。
モノタロウでチタンボルト見つけたときは「これだ!」と思いましたね(笑)
ボルトが届いたので取り付けてみました!頭が大きいので、締め付けを緩めにすると工具なしでも取り外しできそうです。

Shingo
2026/02/08 10:46

その昔、自転車系の海外ハイブランドが「XTR専用チタンボルトセット」なんて売っていたころからすると、モノタロウは本当に良心的な真っ当価格で提供してくれるので嬉しく思っちゃいます。
ワタシも町に佇むネジ専門店などでチタンやステンのボルトを購入しております。

チタンにもカジリ防止のチタンプレップなどを少量塗っておくと、緩み防止にも効くし、手で回す程度でもスムーズに回転できるかと思います。

チタン最高!!

まこつ
2026/02/09 17:24

僕もチタン大好きです(笑)
とりあえずグロータックのGTオイル(ハード)を塗り付けておきましたがどうでしょう?
チタンプレップを検索すると、フィニッシュラインのチューブ入りがメルカリでヒットするだけなんですよね…