先月の合同パーツ展示会の会場にて、Dr.永井こと、元KOOWHO店長さんの永井さんにお会いしました。GROWTACのブースに立ち寄っていただき、弊社の新製品をはじめ、私がKOOWHOに通っていた頃の懐かしい話などでついつい会話が弾んでしまいました。
KOOWHOといえば、当時のエリートダウンヒラーのサポートやバイシクルクラブ誌でも誌面に何度も登場したり、オヤジダウンヒラーというワードを作った自動車評論家の吉田匠さんや、TEAM IKUZAWAで知られる伝説のレーサー生沢徹さんも常連として通っていたほど、自転車業界内外に定評のあるテクニカルな側面と店長のお人柄で知られる名店でもありました。
その一つ、現在でも継続されているサービスの一つに「KOOWHOにしかできないスペシャルなワンオフ・カスタム」があると、個人的に思っているのですが、パーツ展示会でもその一例を永井さんのスマホの画像を見せていただきました。
思わず、「その画像をワタシにください!!」と懇願してしまった自分。
当サイトに掲載することを前提に永井さんの了解を得た上で、そのカスタム例をここで紹介させていただきます。
(と、長い前置きが続きましてスミマセン)

なんと、あのアレックス・モールトンにEQUALキャリパーが見事に装着。
通常、ディスク台座がないフレームになんとかして台座を増設する場合、台座を載せるシートステイに想定外の応力がかかってしまうためにいろんな補強策を施すのですが、今回の場合はもともとあってブレーキのスタッドから特注の可変長ロッドとEQUALキャリパーの前固定ボルトを連結させて解決しております。台座そのものは削り出しのワンオフものにカーボン板で補強するという、見た目と強度を両立させた最高の仕上がり。
使用しなくなった右スタッドにも、同じ高さに合わせるようなステンレスのシムで塞いでいることがカスタムの完成度を高めておりますね。
ボルトの頭の形状一つとっても、美観を保つテーパーヘッドを採用されており、ツヤ・色・質感ともに超絶技巧カスタムと命名したくなる要因の一つになっている気がします。
おおっと、フロントはどうなっているの?と気になる方もおられますよね。
私も同じく気になって永井さんにたずねたところ、
「とうぜん、フロントもディスク化したあるよ」とのこと。
それがコチラ!

こちらもリア同様にワンオフ台座に可変長ロッドで強度確保!!だなと思いきや、
なんとこちらはフォーク右側に台座増設。
まぁ、モールトンのリンク式サスペンションフォークの構造上、通常のディスクキャリパーのように左側に増設するには無理。であれば右側に付けるという柔軟な発想に頭が下がります。
そしてバイクの全体像がコチラ

トラス構造のフレームワークが美しいたたずまいのアレックスモールトン。
きっと乗り心地も気分も最高でしょう!!!
そこかしこにワンオフのカスタムがほどこされ、オーナーの愛情にメカニックがガッツリと応えた愛の結晶と化しているように思えました。
(このカスタムにかかった費用をコソッと教えてもらいましたが、それはナイショにしておきましょう)
こんなスペシャルな一台にも機械式のEQUALキャリパーを採用していただいたことが光栄です。
車格・雰囲気・使いたいブレーキレバー・アルミの色味などいろんなことを考慮すると、この選択がベストだったのだろうと勝手ながら妄想するワタシでありました。